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薬剤部

薬剤部理念

私たちの病院では、ICUを含む全ての病棟に専任薬剤師が常駐しており、調剤室の薬剤師やメディカルスタッフと連携しながら、患者さんが入院してから退院するまでの薬物治療に積極的に関わっています。
薬剤部の職員は、薬剤師8名と薬剤助手3名(2017年4月現在)で「敬和」の理念の下、「互いに学び合い、成長し合う職場づくり」を大切にしています。

私たち薬剤部の理念は
「患者に寄り添い、薬剤師として“今できること”を行う 」です。


一人ひとりの患者さんに寄り添い、“今できること”を考え、最大限の治療効果を上げるための薬物療法をマネージングしていきたいと考えています。

私たちの仕事

1.
処方箋に基づいた調剤
2.
市販されていない薬(院内製剤)の調製
3.
高カロリー輸液の無菌混合調製
4.
患者さんが入院時に持ってきた薬(持参薬)の確認
5.
患者さんが服用している薬の内容(薬歴)、効果、副作用の確認と服薬指導
6.
患者さんの状態(年齢、体重、腎機能、肝機能など)や血中濃度測定結果に基づいた薬の投与量、投与方法の提案
7.
抗がん剤注射薬の混合調製と外来化学療法室における服薬指導、患者支援
8.
院内医療チーム(感染対策・栄養管理など)及び集団指導(糖尿病教室・心臓病教室など)への参加
9.
医薬品情報(副作用情報、新薬情報など)の収集、病院内の医療スタッフへの情報発信(DIニュース)
10.
病院内で使われている薬の情報誌(院内医薬品集など)の発行
11.
病院内で使われる薬の使用状況の把握、薬の採用や削除に関する業務
12.
病院内で使われている薬の管理(麻薬や向精神薬、血漿分画製剤などの厳格な管理が必要となる薬の管理など)
13.
創薬センターにおける治験の支援(治験薬の管理、調剤など)
14.
薬学生の実務実習

病棟業務について

薬剤師は、入院患者さんの注射薬から内服薬まで様々な薬に関与し、患者さんやご家族に、薬の知識や正しく服用することの大切さをお伝えします。

2病棟

2病棟は消化器外科と放射線科(サイバーナイフ)の病棟です。
消化器外科は手術目的で入院される患者さんが多く、周術期における血糖降下薬や抗血小板薬の管理に特に注意を払う必要があります。薬剤師は血糖管理、 抗血小板薬の管理、抗菌薬の選択や投与量についてのコンサルト、抗MRSA薬のTDM(治療薬物モニタリング)などの薬学的管理を主に行っています。また、 抗がん剤の治療目的で入院される患者さんに対して、抗がん剤の初回導入時の説明や副作用のモニタリングを行っています。
サイバーナイフ治療目的で入院される患者さんは、痛みに対して医療用の麻薬を使用する方も多く、主治医と薬剤師が麻薬の投与量や投与方法に関して協議しながら痛みの管理を行っています。

3病棟

3病棟は整形外科の病棟です。
高齢者の転倒による大腿部頚部骨折や、事故や労災など各種骨折の患者さんが多く入院されます。その他、変形性関節症の方の人工股関節/膝関節置換術や 肩腱板断裂の手術、転倒による胸腰椎圧迫骨折の治療などの患者さんも入院されます。
薬剤師は入院時に患者さんが服用している薬の確認を行い、状態に応じて医師と薬の調整を行います。整形外科では鎮痛薬や骨粗鬆症などの薬がよく処方 されます。患者さんの痛みの程度を確認し、鎮痛薬の種類や量の変更を主治医に提案したり、骨粗鬆症の自己注射薬の使い方を患者さんに説明したりしています。 また、服用している薬の効果や副作用を確認し、患者さんが自宅に帰ってからも安心して毎日を過ごすことができるようにサポートしています。

4病棟

4病棟は救急科、形成外科、口腔顎顔面外科・矯正歯科の混合病棟です。
各科ごとに入院される患者さんの年齢も様々であり、薬剤選択の場面では薬剤師が医師とともに治療に最適なものを考えています。形成外科には糖尿病足病変の治療で 入院される患者さんが多く、薬剤師は抗菌薬や血糖降下薬の種類や投与量が適切であるかを主治医と協議し、さらに患者さんがしっかりと薬を服用できているかどうか 確認を行います。救急科には入院後に錠剤やカプセル剤を服用できなくなる患者さんが多く、同じ効果の粉薬や貼り薬への変更を提案することで必要な薬を継続できる ようにしています。また、栄養不良の患者さんも多く、栄養サポートチームの一員として患者さんの栄養管理にも薬剤師が積極的に関与しています。

5病棟

5病棟は循環器と心臓血管外科の病棟です。
この領域の病気は治すことだけが目標ではありません。再発を防ぐために予防することが重要になります。そのためには薬を継続して服用することが必要になってきます。 薬を自己判断で中止したり、指示どおりに飲まなかったりすることは、時に命を失うことにつながります。薬をきちんと飲んでもらうために、その必要性についてお伝え するのも薬剤師の役割です。必要であれば患者さんだけではなく、ご家族にも説明し協力をお願いしています。また、心臓リハビリテーションにも力を入れています。例 えば薬の効果を下げる食べ物などの指導は栄養士さんにお願いしたり、生活指導を看護師さんが行ったり、いろんな職種のスタッフが参加したチームで患者さんの退院後 の生活を含めてサポートを行っています。

集中治療室(ICU)

集中治療室には一般病棟で管理することが困難である重篤な患者さんが入院します。
例えば、交通事故で心肺停止、意識不明の患者さんがICUに入院すると、命を救うために様々な薬が同時に使用されます。薬剤師は配合変化や相互作用を確認し、薬が適切な 効果を発揮するように投与する順番や組み合わせを調整します。また、バイタルサイン(意識状態、心拍数、血圧、呼吸数、体温など)や検査データ(腎機能、肝機能など)を もとに、適切な薬物の選択や投与量について医師に提案を行っています。特に集中治療領域で使用される薬は、切れ味の鋭いものが多く、適切に使用しなければ、効果が不 十分であったり、副作用が生じたりと患者さんに大きな不利益を与えることになります。さらに、患者さんの状況を把握し、普段服用している薬の内容やアレルギー、既往 等の患者情報を素早く入手し、必要な情報を医師やスタッフに情報提供することも薬剤師の重要な役割です。刻一刻と変化する患者さんの状況を確認し、薬の副作用を最小限 に抑え、効果を最大限に発揮させることを常に考えながら業務を行っています。

教育研修施設認定

 ・日本医療薬学会
 「認定薬剤師制度研修施設」
 
 ・日本医療薬学会
 「薬物療法専門薬剤師研修施設」
                        (2017年4月現在)

認定資格等取得者数

 ・日本臨床救急医学会
 「救急認定薬剤師」   1名

 ・日本静脈経腸栄養学会
 「学術評議員」     1名
 「NST専門療法士」  2名

 ・日本医療薬学会
 「認定薬剤師」     1名
 「指導薬剤師」     1名

 ・日本薬剤師研修センター
 「実務実習指導薬剤師」 2名

                        (2017年4月現在)

薬剤部業績(病棟活動)

 【2016年度】
 ・病棟薬剤業務実施加算1    13,132件
 ・病棟薬剤業務実施加算2     698件
 ・薬剤管理指導料1       5,804件
 ・薬剤管理指導料2       3,584件
 ・薬剤管理指導料3       3,422件
 ・麻薬管理指導加算        289件
 ・退院時薬剤情報管理指導料   1,073件
 ・無菌製剤処理料1        291件
 ・無菌製剤処理料2       2,212件

薬剤部業績(学術活動)

 
  • 学会発表(国際学会)(PDF:50KB)
  •  
  • 学会発表(国内学会)(PDF:128KB)
  •  
  • 研修会(薬剤師会関係)(PDF:109KB)
  •  
  • 研修会(その他)(PDF:128KB)
  •  
  • 著書(PDF:100KB)
  •  
  • 解説、総説、その他(PDF:77KB)

  • 薬学部学生・大学院生の方々へ

    私たちの病院は、日本医療薬学会が認定した「薬物療法専門薬剤師研修施設」です。 他の医療従事者と協働して薬物療法を実践することにより、患者さんに利益をもたらすことができる薬剤師を目指しています。
    また、薬学部学生さんの実務実習を受け入れています。共に学び、共に育っていきたいと思います。医療現場で働く私たちが学生さんを支援 できることがあると思います。何か私たちに聞きたいことや施設見学などの希望がありましたらメールにてご連絡ください。

    連絡先:大分岡病院薬剤部 次長 井上 真
    メール:inoue-s@oka-hp.com

    在籍薬剤師の出身大学

     ・東京薬科大学     1名
     ・岐阜薬科大学     2名
     ・静岡県立大学     1名
     ・武庫川女子大学    1名
     ・熊本大学       1名
     ・九州保健福祉大学   2名

                            (2017年4月現在)

    院外処方せんへの検査値の記載について

    大分岡病院では薬物療法の安全性確保を目的に、患者さんの血液検査値の一部を保険薬局における処方監査に必要な情報として、院外処方せんに記載しています。記載される検査値は過去に測定された直近の値です。記載される検査項目、基準値などの詳細については、院外処方せんに記載されている検査値一覧表のページをご覧ください。
    保険薬局において患者さんの検査値を参照することで、用量や相互作用だけでなく、肝機能、腎機能に応じた投与量の適正化や副作用の早期発見など、薬物療法の安全性、有効性の向上に寄与できるものと考えます。

     
  • 院外処方せんに記載されている検査値一覧表(PDF:122KB)
  • 広報誌おかのかお(薬剤部特集)